修繕費と資本的支出の違いについて ~上手に経費を使いましょう~

賃貸管理コラム

将来の資産対策の一つが、“物件をより良い状態に保つ”こと。そのためには費用がかかるケースもあります。ここで、修繕費か、資本的支出かで、会計処理が大きく変わります。賃貸経営で利益が出ている場合、経費にできるものが増えると節税に繋がりやすくなります。この機会に、修繕費と資本的支出の違いを知っておきましょう。

修繕費と資本的支出の違い

修繕費と資本的支出を分けるフローチャート
修繕費と資本的支出の違いについて ~上手に経費を使いましょう~の画像2

アパート等の固定資産を修繕した場合、場合によっては経費(修繕費として計上)ではなく、資本的支出(減価償却費として計上)となる場合があります。これをフローチャートでまとめた物が上の図です。アパート等の工事については、判断が付きづらいケースも多くありますので、フローチャートを参考に、工事内容が修繕費に当たるのか、資本的支出に当たるのか、チェックして計画的に工事を実施することをお勧めします。ご不明な点は是非弊社にご相談ください。

また、ご自身で直接修繕工事をされる場合は、できるだけ経費化するために、工事内容を明確にして工事業者に出してもらうことをお勧めします。金額が小さいほど経費化できる可能性が高まり、税制上有利になる可能性があります。修繕については税務面も考慮して戦略的に進めて行きましょう。