空室過剰市場を生き抜く「賃貸経営法」 繁忙期に向けたお部屋作り

賃貸管理コラム

今月のテーマは「繁忙期に向けたお部屋作り」です。コロナ禍ですが「不動産賃貸業」としてやることは変わりません。選ばれる物件化(例年より少し強めの対策)、テナントリテンション対策(不要な退去を防ぐ・クレーム拡大予防)、情報収集を徹底しライバルよりも早く手を打つことが重要です。
以前の状態に戻す「原状回復」ではなく、今の時代に合わせて決まる修繕をする「現状回復」の3つのポイントについてお伝えします。

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<ポイントその1>
修繕の際の必須設備の交換
LED照明、台所シングルレバー、風呂サーモスタット水栓は必須。お部屋の見た目に関わる部分を取替するだけでイメージアップ。

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<ポイントその2>
Web上での見え方を重視したお部屋作り
Web上での写真の写りを重視して修繕を行なっていきます。全て真っ白なクロスは色飛びするため、WEB上ではお客様の目に留まりにくいケースもあります。一面にアクセントクロスを入れて奥行きを出すことによって写真映りが良くなりお客様の印象アップ!奇抜なクロスよりは無彩色のクロスの方が好まれる傾向に
あります。

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<ポイントその3>
実家仕様の設備の導入
温水洗浄便座、TVインターフォン、IH等、お部屋探しをする若年層の実家にある標準設備です。随時導入して行きましょう。お部屋の設備の条件変更も大事ですが、お客様を案内した時のお部屋の全体の印象が良くなるようにすることが重要です。