お部屋がカラカラ…?今日からできる乾燥対策の基本
冬の乾燥、つらいですよね。
朝起きたらノドがイガイガしたり、肌がカサついていたり…。
特に賃貸のワンルームや1Kだと、少しエアコンをつけただけで一気に空気が乾いた気がする、
なんてことも多いと思います。
今回は、賃貸のお部屋でも気軽に試しやすい「やりすぎない乾燥対策」を、ざっくりお話ししていきますね。

どうして冬はこんなに乾燥するの?賃貸のお部屋で起こりやすい理由
まずは「なんでこんなに乾くの?」というところから整理してみましょう。
冬はそもそも、外の空気自体が冷たくて湿度が低めです。
そこにエアコンの暖房が加わると、さらに湿度が下がりやすくなります。
賃貸のお部屋だと、こんな理由で乾燥を感じやすくなりがちです。
- ワンルームや1Kなど、空間がコンパクトで空気の変化が早い
- エアコン1台で部屋全体を暖めることが多く、どうしても乾燥しがち
- 出窓やアルミサッシまわりが冷えやすく、「乾燥」と「結露」が同時に起きることも
- 24時間換気や換気扇をつけっぱなしにしていると、うるおいも外に逃げやすい
なんとなく、「うちの部屋はこういう仕組みで乾いているんだな」とイメージしてもらえたでしょうか。
仕組みがわかると、対策も選びやすくなりますよ。
設備に手を加えずできる、賃貸向けカンタン乾燥対策
賃貸だと、壁に穴を開けたり、設備を交換したりはなかなかできないですよね。
ここでは「原状回復を気にせずできること」だけにしぼってご紹介します。
1. 加湿器は「置き場所」と「つけ方」を意識
加湿器を使うなら、ちょっとだけ場所を意識してみてください。
- エアコンの風が当たるラインの下あたりに置く
- ベッドやソファなど、長くいる場所の近くに置く
- 部屋全体をうるおすというより、「自分の周りをうるおす」イメージで
大掛かりなことをしなくても、「寝ているときだけ」「在宅中だけ」など、
時間をしぼって使うだけでも体感はけっこう変わります。
2. 濡れタオル・洗濯物の室内干しで“ついで加湿”
お金をかけずにできるのが、濡れタオルや洗濯物の部屋干しです。

- バスタオルを軽くしぼって、ハンガーにかけておく
- 洗濯物はエアコンの風が軽く当たる位置に干す
- 干すのは寝る前〜朝までなど、時間を決めておく
これだけでも「昨日よりノドがラクかも?」と感じる方も多いですよ。
ただし、部屋干しが増えるとニオイやカビが気になることもあるので、
後でお話しする換気もセットで意識してみてください。
3. 生活のついででできる“ながら加湿”
わざわざ何かを準備しなくても、日々の家事のなかでできることもあります。
- お鍋や煮込み料理をするときは、キッチンのドアを少し開けておく
- お風呂上がりに、ドアをしばらく開けて湯気を部屋側に流す
- やかんでお湯を沸かす時間を少し長めにしてみる
「今日は部屋がカラカラだな」と感じた日は、
こういった“ついで加湿”をちょっと多めにしてみるイメージでOKです。
乾燥対策しすぎも注意?結露・カビと原状回復のバランス
乾燥はつらいですが、加湿しすぎも実は悩みのもと。
窓ガラスやサッシに水滴がびっしりついて、そのままにしておくと、
カビや壁紙の傷みににつながることがあります。
ガンガン加湿器を稼働させていたら部屋がカビだらけになった…
というケースも実際にあるので気を付けてくださいね。
おおまかな目安としては、湿度40〜60%くらいが“ちょうどいいゾーン”と言われることが多いです。
湿度計を1つ置いておくと、「今ちょっとやりすぎかな?」と気づきやすくなりますよ。

まとめ
冬の乾燥は、どうしてもゼロにはできませんが、ちょっとした工夫で「つらさを和らげる」ことは十分できます。
賃貸のお部屋でも、気軽にできる対策は意外とたくさんあります。
まずは濡れタオルや部屋干し、短時間の換気など、できそうなことを一つだけでも試してみてください。
自分の暮らし方に合うやり方を少しずつ見つけて、冬のお部屋時間をすこしでもラクにしていきましょう。

