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ご存じですか?工法別防音性

賃貸住宅を選ぶとき、多くの方が心配されるのが「音」の問題。
「鉄筋がいいんでしょう?」とお思いの方、正解です!

では、何故鉄筋が防音性に優れているのか、今回は建物の「壁部分」に絞って少しご説明しますね。

まずは
木造(W造)と鉄骨造(S造)の場合(これらは骨組みが木か鉄骨かという違いだけで、後の工法はほとんど変わりません)。
1.躯体工事:木(または鉄骨)で骨組みを作る。
2.外壁防水:外壁に透湿防水シートを張る。外からの雨を内部に入れないようにすると同時に内部の湿気を外へ逃がすため、透湿防水シートの外側に通気層を設け、湿気を外へ逃がすルートを確保する。
3.断熱工事:グラスウールや発泡ウレタンを入れ込む。
4.内装壁工事:石膏ボードを貼り、その上に漆喰や珪藻土、塗装、クロスなどで仕上げる。

対して
鉄筋コンクリート造(RC造)の場合
1.躯体工事:鉄筋を格子状に組み骨組みを作る。
2.型枠工事:骨組みの外側に合板等で型枠を作る。
3.コンクリート打設:型枠内にコンクリートを流し込む。
4.断熱工事:壁面内側にウレタン断熱材吹き付ける。
5.壁下地工事:軽量鉄骨下地で壁の下地を作る。
6.内装工事:ボードを貼って、クロス等で仕上げる。

というわけで、木造や鉄骨造は壁の中に空間(隙間)がありますが、鉄筋コンクリート造は壁の中にコンクリートが詰まっていて空間が無いため防音性に優れているというわけです。

ただ、鉄筋コンクリート造は木造・鉄骨造に比べてコストが高く、工期も長くなります。
ということは賃貸として出てくる場合、当然それは賃料に影響してきます。
音に敏感な方なら大問題ですが、そこまで気にされない方でしたら鉄骨造・木造の方が安くお部屋を探せます。

ちなみに昨今は建築資材・人件費等の値上がりで、鉄筋コンクリート造の建物は少なくなる傾向にあります。
例えば軽量気泡コンクリート造(ALC造:気泡を含ませたコンクリートの一種)は、防音性は鉄筋コンクリート造と変わらないとの事ですが、コスト的には安いです。
ご参考になれば幸いです。

賃貸担当スタッフ:近藤

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