賃貸経営5つのリスクとは?
「数字」でリスクを見える化する
賃貸経営におけるリスクとは何でしょうか?諸説ありますが、大きくは「空室」「家賃下落」「天災」「金利上昇」「大規模修繕」が代表的な5つのリスクと言われています。
理由は、いずれもキャッシュフローに大きく影響するものだからです。
これらのリスクヘッジに必要なことは、何より「数字」を把握することです。
空室や家賃下落のリスクヘッジとして有効なのは、前もって返済比率を抑えておくことです。
返済比率を抑えれば月々の返済額が減りキャッシュフローが多くなります。
金利上昇に関しても、基本的には返済比率を抑えることで対応できます。
また、有利な条件で固定金利を選択しておくことでも対応できます。
火災や地震等の天災には、火災保険で対応するのが基本です。耐久性が高い物件に組み換えておくことも一つの対策です。
最後は大規模修繕です。コストはかかりますが、いずれ必要になるものです。
将来のシミュレーションの段階で、修繕費を多めに計上・積立しておきましょう。
いずれにしても今年を振り返り、前もって対策を練っておくことが一番のリスクヘッジにつながります。物件が常に満室を維持できるとは限りません。家賃下落を前提に経営することが重要です。
管理会社と相談の上、来年、そして5年後、10年後の賃貸経営のために物件ごとにビジョン・目標・中期計画を立てることが、将来にわたってキャッシュフローを生んでくれる資産を増やす賃貸経営の第一歩です。
<賃貸経営の課題がみつかるキャッシュフロー表例>