資産が増えているのか、減っているのか?
Q. 相続対策が身近な問題になってきました。所有しているアパートも複数あり、これから家族間で話し合いもしていかないといけないのですが、注意点を教えてください。
A. これから考えていくのでしたら、まずはご所有の資産が“増えているか” “減っているか” を確認してはいかがでしょうか?
資産が増えているのか、減っているのか?確認しましょう
これから相続を考える際に、ご家族の将来を考えたうえで大事なことの一つは、“資産が増えているのか”、“減っているのか”をきちんと把握して計画を立てることです。例えば資産が減る、というのはどういう状態かというと、次のようなケースとなります。
・なかなか入居が決まっておらず、現金が残らない
・物件が老朽化し、あと数年しか貸せないかもしれない。
・アパートの返済がうまく回らずに手もとの現金で返済を補填している
アパートの経営自体がうまく進んでいないと、相続対策自体もうまくいかなかったり、相続対策自体はできても、その後の引き継いだご家族が経営や資産の運用で苦しむケースが出るからです。
資産が増えているか、減っているか、の一番わかりやすい判断方法は、“預貯金が増えているか”です。
節税対策や、他に有効な投資をしているオーナー様の場合は例外もありますが、経営全体で現金がたまっている状態であれば、少なくとも将来引き継いだ方が困る可能性は少なくなります。
相続自体はご家族のお気持ちの問題と同時に、ご家族が今後も安心して暮らしていくための“資産戦略”です。ご自身の資産が “増えているか” “減っているか” わからない方は一度チェックしてみてはいかがでしょうか。