30代・40代ファミリーには、それぞれの「家の買い方」があります
「そろそろ家を買おうかな」
子どもの成長や家族のライフスタイルの変化をきっかけに、マイホーム購入を考え始める30代・40代のご家族は多いのではないでしょうか。
でも、いざ探し始めると、
「いくらくらいの家なら買えるんだろう?」
「住宅ローンはどのくらい借りればいい?」
「マンションと戸建て、どっちがいい?」
「今買うべきなのかな?」
など、分からないことがたくさん出てきます。
実は、家の購入は「年収○万円なら○万円の家」という単純な話ではありません。
30代・40代ファミリーには、それぞれの「家の買い方」があります。
まず考えたいのは「いくら借りられるか」ではなく「いくらなら無理なく暮らせるか」
住宅ローンの審査では、年収や勤続年数などをもとに借入可能額が決まります。
ただし、金融機関が「貸してくれる金額」と、ご家族が「無理なく返せる金額」は同じではありません。
家を買った後も、住宅ローン以外に、
・子どもの教育費
・食費や光熱費
・車の維持費
・固定資産税
・火災、地震保険
・マンションの場合は管理費・修繕積立金
・将来のための貯蓄
など、さまざまなお金が必要になります。
だからこそ、物件価格から考えるのではなく、「毎月いくらなら、今までと同じように家族の生活を楽しみながら返済できるか」から考えてみることが大切です。
30代の家選びは「これからの家族」を考える

30代で家を購入する場合、これから子どもが成長していくご家庭も多いでしょう。
今はちょうどいい広さでも、5年後、10年後には「もう少し部屋が欲しい」と感じることもあります。
「子どもが小さいからリビング中心で十分」
と思っていても、成長すれば子ども部屋が必要になるかもしれません。
また、通勤だけでなく、
・保育園・幼稚園
・学校
・公園
・スーパー
・病院
など、日々の生活に必要な場所へのアクセスも重要になってきます。
30代の家探しでは、「今の暮らし」だけではなく、「10年後の暮らし」を少し想像してみることがポイントです。
40代の家選びは「今」と「将来」のバランスが大切
40代になると、家族の生活だけでなく、住宅ローンの返済期間や将来の生活についてもより具体的に考える必要があります。
「子どもが独立した後も、この広さの家に住み続けるのか」
「定年後も住宅ローンの返済が続くのか」
「将来、住み替える可能性はあるのか」
といったことです。
もちろん、40代だから家を買うのが遅いということではありません。
むしろ、これまでの生活や家族の希望がある程度見えているからこそ、「自分たちに本当に必要なもの」を整理しやすい年代ともいえます。
「広ければいい」「新しければいい」だけではなく、これからの暮らしに合った家を選ぶことが大切です。

「マンション」と「戸建て」どちらが正解?
これはご家族によって答えが変わります。
駅へのアクセスや将来の売却・住み替えのしやすさを重視するならマンションが候補になるかもしれません。
一方で、子どもが走り回れる環境や収納、駐車場、生活音を気にせず暮らせることなどを重視するなら戸建てが向いている場合もあります。
大切なのは、
「マンションと戸建て、どちらが良いか」ではなく、「自分たちの家族にはどちらが合っているか」
という視点です。
物件価格だけで決めないことも大切
家を購入するときは、物件価格以外にもさまざまな費用がかかります。
仲介手数料、登記費用、住宅ローン関連費用、火災保険、税金など、購入時にまとまった費用が必要になるケースもあります。
また、購入後も固定資産税や、マンションなら管理費・修繕積立金などがかかります。
「この物件なら住宅ローンの返済額は大丈夫」
だけではなく、購入時から購入後まで含めた総額で考えることが重要です。
実際に物件を見るときは「写真では分からないところ」を見る
インターネットで物件を探していると、間取りや写真を見て「ここが良さそう」と思うことがあります。
しかし、実際に見てみると印象が変わることも珍しくありません。
内見では、
・部屋の広さや家具を置いたときのイメージ
・日当たり、明るさ
・収納の大きさ
・家事動線
・周辺の交通量や音
・駅まで実際に歩いたときの距離
・スーパーや学校などへのアクセス
などを確認してみましょう。
特にファミリーの場合は、「家そのもの」だけでなく「その家でどんな生活をするのか」をイメージすることが大切です。

「完璧な家」を探さなくても大丈夫
家探しをしていると、
「駅から近くて」
「広くて」
「新しくて」
「収納も多くて」
「日当たりも良くて」
「価格も安い」
そんな理想の物件を探したくなります。
もちろん、理想に近い物件が見つかればそれに越したことはありません。
でも、すべての条件を満たそうとすると、予算がどんどん上がってしまうこともあります。
そこでおすすめなのが、
「絶対に譲れない条件」と「できれば欲しい条件」を分けること。
家族で優先順位を決めておくと、物件を比較するときにも判断しやすくなります。
家探しは「物件探し」から始めなくてもいい
初めて家を買うとき、「まずは物件を見に行こう」と考える方も多いと思います。
もちろん実際の物件を見ることは大切です。
ただ、その前に、
「どんな暮らしをしたいのか」
「毎月いくらなら無理なく支払えるのか」
「これから家族はどう変化していくのか」
を整理しておくと、物件選びがずっとしやすくなります。
30代なら30代の家族構成や将来設計があり、40代なら40代だからこそ考えられる将来があります。
だからこそ、家の購入に「正解」は一つではありません。
30代・40代ファミリーには、それぞれの「家の買い方」があります。
「そろそろ家を買いたいけれど、何から始めればいいか分からない」
そんな場合は、まず現在の家計やご希望、これからの暮らしについて整理するところから始めてみてはいかがでしょうか。
無理なく長く暮らせる家を、一緒に探していきましょう。
売買担当スタッフ 河野(かわの)

