プロパティクロックとは?不動産売却で知っておきたい市場分析と販売戦略
不動産の売却を検討していると、「今は売り時ですか?」というご質問をいただくことがあります。
その判断材料の一つとして活用されるのが「プロパティクロック(Property Clock)」です。
プロパティクロックは、不動産市場の動きを時計に見立てて表したもので、
市場が現在どのような局面にあるのかを把握するための考え方です。
プロパティクロックとは?
不動産の市場は、いつも同じ状態ではありません。
景気や金利、需要と供給のバランスなど、いろいろな原因によって常に動いています。
具体的には、以下のような波をぐるぐると繰り返しています。
- 価格がどんどん上がる時期
- 上昇が落ち着いて高止まりする時期
- 少しずつ値下がりする時期
- また底を打って回復へ向かう時期
この一連の流れを、時計の針の進み方に例えたものが「プロパティクロック」です。
一般的には、以下の4つの時間帯に分けて考えられています。

- 12時〜3時:上昇期
買いたい人が増えて、価格がぐんぐん上がっていく時期です。 - 3時〜6時:ピーク期
価格の上昇が落ち着き、高い水準をキープしている時期です。 - 6時〜9時:下落期
買い手が落ち着き、価格の調整(値下がり)が始まる時期です。 - 9時〜12時:回復期
価格が底を打ち、また次の上昇に向けて市場が元気になっていく時期です。
プロパティクロックは地域や物件タイプで違います
ここで一つ、大切な注意点があります。
不動産の市場は、日本全国どこでも一律に同じ動きをするわけではありません。
たとえば、以下のような違いで市場の動きがガラリと変わることも珍しくないのです。
- 都心のマンションと、郊外の一戸建て
- 投資用のワンルームと、一棟アパート
また、同じエリアにある同じようなマンションであっても、
そのときに売り出されているライバル物件の数によって販売状況は左右されます。
そのため、ニュースで「今、不動産の価格が上がっています!」と言われていても、
あなたのご所有の不動産がまったく同じ状況とは限らないのです。

大切なのは「今が何時か」よりも「どう売るか」
プロパティクロックは、「今が売り時かどうか」を判断するためだけのものではありません。
本当に大切なのは、今の市場がどの位置にあるのかをしっかり見極めたうえで、
「その状況にぴったり合った販売戦略を立てること」です。
たとえば、以下のような工夫が挙げられます。
- 市場がイケイケな時期なら、強気の価格をしっかりキープして売り進める
- ライバル物件が増えてきたら、価格だけでなく、ネット広告の写真や見せ方を工夫する
- お部屋が空室になるタイミングや、引っ越しシーズンなどの季節に合わせて計画を組む
このように、市場の状況に合わせて柔軟に作戦を変えていくことこそが、
より良い条件でのご成約への近道になります。
光栄不動産管理では、確かな市場分析を販売戦略に活かします

私たち光栄不動産管理では、最初の査定価格をお出しするだけでは終わりません。
売り出しがスタートしてからも、以下のようなポイントをずっと追いかけ続けます。
- 最新の市場の動き
- 周りのライバル物件との比較
- SUUMOなどのポータルサイトでの閲覧数やアクセス分析
- 内覧件数やお問い合わせ状況
これらを継続的に分析し、「今、この瞬間に一番お勧めできる販売戦略」をその都度ご提案しています。
プロパティクロックは、「売るべきか、売らないべきか」を白黒つけるためのものではなく、
「どうすれば一番良く売れるか」を前向きに考えるためのヒントです。
市場は日々変化します。
だからこそ、その変化を読み取り、お客様の大切な資産に最適な販売方法をご提案することが、
不動産会社の重要な役割だと考えています。
不動産売却をご検討の際は、価格だけでなく、
市場分析と販売戦略にも注目してみてはいかがでしょうか。
売買担当スタッフ 河野(かわの)

