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物件探しで「嫌悪施設」に出会ったときの考え方

不動産を探していると、希望条件に合う物件を見つけても、周辺に「嫌悪施設」と呼ばれる施設があることに気づくことがあります。

嫌悪施設とは、法律的に問題があるわけではありませんが、人によって心理的な抵抗や生活上の不安を感じやすい施設のことです。

代表的な嫌悪施設の例

  • 火葬場・墓地
  • ゴミ処理場・下水処理場
  • 風俗店・深夜営業の飲食店
  • 高圧線や変電所
  • 騒音や臭気を発生させる工場

プロの視点から考えるポイント

1. 感じ方は人それぞれ

嫌悪施設とされるものでも、必ずしも「悪条件」とは限りません。
墓地を「静かで落ち着いた環境」と捉える人もいれば、夜遅くまで営業する店を「便利」と感じる人もいます。まずは「自分や家族にとって本当に困るのか」を考えることが大切です。

2. 資産価値への影響は現実にある

再販時には買い手の母数が減るため、売却に時間がかかる・価格が下がりやすい傾向があるのも事実です。長期的に住む前提であれば割安に購入できるメリットになりますが、将来の資産価値を重視する場合は注意が必要です。

3. 実害があるかどうかを確認

心理的な抵抗と、生活の快適さを損なう実害は別の問題です。臭気や騒音、車の出入りによる混雑など、日常に影響が出るかどうかは必ず現地で確認しましょう。昼と夜、平日と休日など、複数の時間帯で見るのがおすすめです。

4. 割安感とのバランス

嫌悪施設が近い物件は、価格が抑えられているケースも多いです。生活に支障がなく、資産価値よりも購入時の費用や現在の暮らしを重視する方にとっては、魅力的な選択肢になり得ます。

万人にとって「完璧な物件」は存在しない

不動産業界のプロの立場から断言できるのは、万人にとって完璧な物件は存在しないということです。

駅に近ければ騒音がある、静かな住宅街なら買い物が不便、日当たりが良ければ夏は暑い──どの物件にも必ずメリットとデメリットがあります。嫌悪施設の有無もその一つに過ぎません。

だからこそ大切なのは、

  • 何を優先し、
  • どこに妥協できるのか、
    を自分や家族で明確にすることです。

その基準を持っていれば、「嫌悪施設があるから即NG」ではなく、自分に合った物件かどうかを冷静に判断できるようになります。

まとめ

物件探しで嫌悪施設に出会ったときは、

  • 自分や家族にとって本当に困る要素か
  • 将来の売却にどう影響するか
  • 価格とのバランスが取れているか
    を確認することが大切です。

「すべての条件が揃った完璧な物件」は存在しません。むしろ、自分にとって何を優先し、何を受け入れるかを見極められる人ほど、納得のいく住まい選びに成功しています。ご参考としてください。

売買担当スタッフ 河野

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