住んでいない実家を相続したらどうする?
親が亡くなった後、住んでいない実家を相続するケースは少なくありません。しかし、放置すると維持費がかかったり、老朽化が進んでしまったりするため、早めの対応が求められます。この記事では、相続した空き家の活用方法や注意点について詳しく解説します。
1. 相続した実家の主な選択肢
① 住む(自分や家族が移住する)
実家に移り住むことができる場合、この選択肢は有力です。住むことで維持費を最小限に抑えられ、家族の思い出を大切にすることもできます。ただし、以下の点を考慮しましょう。
- リフォームの必要性:古い家の場合、耐震補強や水回りの改修が必要になることも。
- 利便性:職場や学校との距離、周辺の生活環境をチェック。
② 賃貸に出す(収益化する)
住む予定がない場合、賃貸として貸し出すのも一つの方法です。賃料収入を得ながら家を維持できます。
賃貸の選択肢
- 普通賃貸借契約:長期的な入居者を募集する一般的な賃貸契約。
- 定期借家契約:契約期間を決めて貸す方法。将来的に家を使う予定がある場合に有効。
- シェアハウスや民泊:立地次第では短期貸しやシェアハウスとして活用も可能。

③ 売却する(現金化する)
固定資産税や管理の手間を考えると、売却して現金化するのも有力な選択肢です。特に、相続から3年以内に売却すると「相続空き家の特例」が適用され、譲渡所得税を抑えられる可能性があります。
売却時の注意点:
- 市場価格を調べる:近隣の成約事例をチェックし、適正価格を把握。
- 売却時の税金を確認:譲渡所得税や登録免許税、仲介手数料などの費用を事前に計算。
- 不動産会社を選ぶ:信頼できる業者に査定を依頼し、比較検討。
④ 空き家のまま維持する
将来的に使う予定がある場合、空き家のまま維持する選択肢もあります。ただし、長期間放置すると管理が大変になります。
注意点
- 特定空家に指定されるリスク:適切に管理されていないと、自治体から「特定空家」に指定され、固定資産税の優遇措置がなくなる可能性があります。
- 定期的な管理が必要:換気・掃除・庭の手入れなどを怠ると、建物の劣化が進行しやすい。

2. 相続後の手続き
相続した実家を適切に活用するためには、以下の手続きが必要になります。
① 相続登記(名義変更)
2024年4月から相続登記が義務化され、相続から3年以内に登記をしないと罰則が科される可能性があります。

② 固定資産税の確認
不動産を所有していると、毎年固定資産税が発生します。相続後にどのくらいの税負担があるのか確認しましょう。
③ 相続税の支払い
相続税の基礎控除額を超える場合、相続税の申告・納税が必要になります。相続税は相続開始から10か月以内に支払わなければなりません。
④ 不動産の管理・活用方針を決める
・すぐに売るのか、貸し出すのか、管理し続けるのかを相続人で話し合う。
・不動産会社に相談し、査定を依頼するのも一つの手。
3. まとめ
住んでいない実家を相続したら、早めに活用方法を決めることが大切です。放置すると税金や維持管理の負担が増え、資産価値が下がる可能性もあります。
- 住む:リフォームや利便性を考慮
- 貸す:安定収入を得られるが管理が必要
- 売る:早期売却なら税制優遇あり
- 維持する:管理の手間とコストを理解
売却や賃貸を検討する場合は、一度地元の不動産会社に相談してみましょう。大手の不動産会社よりも地元の市場に詳しく、地域に根差したサポートが期待できます。売却や賃貸の成功には、信頼できるパートナー選びが重要です。
売買担当スタッフ:河野(かわの)
