築年数にはこだわりすぎない方が良い?
賃貸物件を探す場合、築年数にこだわるお客様が一定数いらっしゃいます。
もちろん、せっかく入居するなら綺麗なお部屋が良いのはあたりまえ。
でも、築年数にこだわりすぎて他の部分に多少不満を残したままお部屋を決めてしまったりしていませんか?
「新耐震基準」についてはご存じの方も多いでしょう。
1981年6月1日から運用され、震度6強~7の地震でも建物が倒壊・崩壊しないよう定められています。
実際は建築申請を出してから許可が下りるまで2週間以上はかかりますし、その後着工というと、完工するのは1982年以降にはなってしまうと思われます。
「RC・鉄骨・PC・ALC」これらは建物を作る基本材料。
近頃は建築コストが高騰し、新築物件は価格を抑えるためにも鉄骨やALCが多くなっています。
RCは財閥系の潤沢にコストがかけられる規模の大きいプロジェクトには使用されますが、街中の小規模の新築物件では、なかなかお目にかかれなくなりました。
でも…
RCは耐震・防音・気密性・断熱性・耐用年数など、他の工法より優れています。
さて、私が何を言いたいかというと
バブル期のRCはアリ!です。
バブル期は建てるそばから売れたので、この時期はコストに対する意識が低く、凝った装飾やゆとりのスペースを備えた物件も多いのです。
もちろん、新耐震基準も満たしています。
新耐震基準をクリアしてから建てられ、コスト削減意識も薄い時期。
現在は築33~40年くらいになっていますが、特に分譲賃貸であれば管理組合がありますので、外壁・屋根・共用部への大規模修繕も定期的に行われている(はず?)なので問題ありません。
お部屋のリフォームに関しては、築年数関係なくやり方次第でいくらでも綺麗に出来ます。
これに関してはオーナー様次第ではありますが…
これらを頭の片隅に置いていただけると、お部屋探しの範囲も広がるかと存じます。
ご参考まで。
賃貸担当スタッフ 近藤