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賃貸物件のカビ、退去時の費用負担はだれの責任?トラブルを防ぐ対処法

お部屋にカビを見つけるとショックですし、原状回復がどうなるのか、不安ですよね。

結論からお伝えすると、カビの責任は「カビが発生した根本的な原因がどこにあるか」によって、
入居者様(借主)か大家さん(貸主)かに分かれます。

今回は、責任の境界線と、いざという時に損をしないための正しい対処法を分かりやすく解説します!

1. 多くの場合は「入居者様」の責任になりやすい?その理由とは

国土交通省が定める「原状回復をめぐるトラブルのガイドライン」では、
入居者様にはお部屋をきれいに保つ義務(善管注意義務)があるとされています。

そのため、日常のお手入れや換気で防げたはずのカビについては、
入居者様の責任(費用負担)と判断されるケースがほとんどです。

■ 入居者様の負担になる主なケース

  • 窓の結露を放置した(毎日出る結露を拭き取らず、サッシ周辺の壁紙や床をカビさせた)
  • 換気を行わなかった(お風呂の換気扇を回さない、24時間換気システムを切っていた)
  • 過度な室内干し(対策をせずに部屋干しを続け、室内の湿度を高くしすぎた)
  • 家具の配置ミス(ベッドやタンスを外壁側の壁にぴったり密着させ、空気の通り道を塞いだ)
  • 報告の遅れ(カビに気づいていたのに、放置して被害を広げた。これが一番危険です!)

「知らなかった」「わざとじゃない」という場合でも、お手入れ不足とみなされると、
退去時に壁紙の張り替え費用などを請求されてしまうため注意が必要です。

2. 「大家さん」の責任になるケース

一方で、入居者様がどれだけ丁寧に暮らしていても防げない「建物や設備そのものの不具合」が原因であれば、
費用は大家さんの負担になります。

■ 大家さんの負担になる主なケース

  • 建物の構造上の問題(外壁や屋根からの雨漏り、上の階からの漏水)
  • 配管のトラブル(壁の内部を通る給排水管からの水漏れ)
  • 設備の初期不良(入居した時からお風呂の換気扇が故障していて動かない)

このような場合は、入居者様に落ち度はありません。
ただし、「雨漏りに気づいていたのに、管理会社にずっと連絡しなかった」等、
被害を拡大させたとして入居者様にも一部責任が発生してしまうことがあります。
不具合を見つけたら「すぐに伝える」ことが鉄則です。

3. 不動産屋が教える!カビを見つけた時の「正しい初期対応」

もしお部屋にカビを見つけてしまったら、慌てて間違った行動をとると逆効果になることがあります。
まずは下記を実践してみてください。

■まずは写真で「証拠」を残す
スマホでカビの発生している場所、範囲、結露の状況などを写真や動画できれいに撮影しておきましょう。
「いつ、どこに、どれくらい発生したか」の記録は、
のちのちの責任の所在をはっきりさせるための大切な証拠になります。

■管理会社・大家さんへすぐに連絡する
自己判断で放置せず、まずは管理会社や大家さんに状況を報告してください。

※注意:自分で勝手に業者を呼ぶのはNG!
事前連絡なしに自分で専門業者を呼んでしまうと、たとえ建物に原因があっても、
その費用を大家さんに請求できなくなるトラブルが多いので絶対にやめましょう。

■市販の強力な薬剤を壁紙に使わない
カビを消そうとして、市販の塩素系カビ取り剤を室内の壁紙に直接スプレーするのは危険です。
壁紙が変色したり、破れたりすると、「お部屋を傷つけた」として修繕費用を請求される原因になります。

まとめ:快適な賃貸ライフのために

賃貸物件のカビトラブルを防ぐ最大のポイントは、
「日頃のちょっとした換気・結露対策」と「トラブル時の素早い連絡」です。

もしカビを見つけてしまっても、焦る必要はありません。
まずは落ち着いて管理会社や大家さんに連絡し、指示を仰ぎましょう。

日頃のお手入れと正しい初期対応を心がけて、快適な賃貸ライフをお過ごしくださいね!

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