今こそおさらい!建て替えの基礎知識
先程のコラムでも記載の通り、築年数の古い物件がこれから更に増えて行きます。
地域では築30年を超えるアパートも珍しくありません。
資産は維持したいけど、古い物件のままで10年20年賃貸経営を続けていくのは不安、退去の手続きはどうすれば良いのか等、そんなオーナー様の声も聞くようになってきました。
今回はオーナー様にとって身近になったアパートの建て替えについて検討する場合の基礎知識をお伝えします。
建て替えをしない方が良い物件もある!
古くなって入居が厳しい。賃料が大きく下がっている。
こんな物件は建て替えを検討したくなるケースの一つですが、もし中期的にみて「そもそも立地が悪く満室にしづらい」というケースの場合は、売却や資産の組み換えを検討されるのが無難です。
「建て替えによって立地の不利を挽回するのは難しい」ということは念頭に置いておきましょう。
建て替えで押さえておきたい基礎知識
アパートの建て替えの目安は、
①建築時期
②今後かかる投資
③空室状況(過多)
④節税効果(所得税・相続税)
の4つです。
借入返済が終わっていればそれなりに収益が出るケースも多くなります。
ただ、それ以上にコストがかかる(不安がある)、収益を上げるのには限界がある、その後の経営・相続において、節税効果が見込めなくなってきている、というケースは建て替え検討ケースです。
建て替えの一番の課題は・・・
いざ、建て替えになったら・・・具体的には
①立ち退き
②解体工事費
の2つが必要になります。
こういった動きを具体的に進める場合、ある程度の費用と労力が掛かります。
こういった費用を踏まえたうえで、建て替えのメリットがあるのか、ないのかを総合的に判断する必要があります。
もし建て替えを検討されていて、具体的に何をすればよいか迷ったら、ぜひ気軽にお声がけください。